船田玉樹（ふなだ ぎょくじゅ）筆 真筆 紙本・水墨山系図 P１０号隅丸額装 呉市広町（旧賀茂郡廣村）出身画家 日本製   寸法；本紙、Ｗ、５３２ｍｍ ｘ D、４１２ｍｍ
        額装、Ｗ、７０３ｍｍ ｘ D、５８６ｍｍ ｘ Ｔ、２７ｍｍ （木製チーク材）

材質：西陣緞子（日本製）と木製チーク材
                  作者略歴：
船田玉樹(1912-1991)は、広島県賀茂郡広村(現在の呉市広)に生まれ、
近年では日本画のアヴァンギャルドとして大変注目されている画家です。
最初の師は、かの天才日本画家・速水御舟（1894-1935）でした。
しかし、まもなく御舟が没したため小林古径（1883-1957）に師事。
そこで、まず謹厳な線描と端麗な色彩を駆使した日本画表現を学びました。
1938年には丸木位里らとシュルレアリスムや抽象主義などを積極的に取り入れ、
日本画を基礎とした前衛表現を戦中まで追究しました。
戦後は郷里の広島に根をおろして創作を続け、
岩絵具や墨のみならず油彩やガラス絵など、
日本画では通常用いることのない様々な画材とひたすら向き合った作品も残している。

昨年（令和４年度）は広島現代美術館（パソコンで検索できます）で玉樹生誕１1０周年記念の作品展が開催されまました。
                  （同 美術館で本物をご鑑賞下さい）

コメント：玉樹が呉市広大広に在住していた頃の初期の作品です。
               この作品はこの頃のもので水墨の濃淡のみで山系図を描いている。
       この時代の代表作の一つで貴重である。
          時代品です。よって使用感があります。
             時代の染みが少し見えます。

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